毛良根組 組員

【けらねぐみ-くみいん】

真壁みほによって矢島が殺害された現場、新宿2丁目の阿辺不動産ビルで警戒にあたっていた毛良根組のチンピラ3人組。

●リーダー格のポマード頭の大沢(写真右)は、普段、荒事は手下に任せているので、身に帯びている武器は九寸五分(刃渡り約29cm)の匕首のみ。せつらの拷問で、組の人身売買ビジネスとその関係者について洗いざらい喋らされてしまう。拷問耐久処置を受けていたが妖糸の前には全く意味をなさなかった。せつらに命を奪われることは無かったが、のちに不慮の交通事故を装った組の制裁を受けた模様。

●手下の角刈り二人のうちの一人(写真左)は、ボクサー崩れで碁盤のような顔と拳を持つが普通の人間。もう一人の痩せっぽちの角刈りのほう(写真中央)は、低価格な麻薬と精神療法を用いて、一時的に身体機能を強化した"生体強化人間(バイオテク・マン)"。分子構造を変化させられた筋肉と骨格は、投げ飛ばされてきた100kgの男を受け止めて投げ返し、コンクリートの壁を貫く蹴りを可能にさせた。しかし、せつらの妖糸の前にあっさりと首を絞められ悶絶する。

ま・とりっぷ 魔界都市ガイド

30年ぶりにマイブーム化しつつある菊地秀行先生の世界、なかでも世界に名だたる魔界都市、新宿に関する様々な情報をつらつらと整理していきたいと思います。リアルタイムに揃えていたセンセの著書は40歳を前に、一度すべて手放してしまったので、あらためて入手しているところです。古いデータからのまとめになるので、新たな情報に出くわし次第、アップデートしていくことになるでしょう。

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