【ぐるり】
●偶留理食糧問題研究所所長。人間の肉体を、再生可能な食料に変える実験を行っていたマッドサイエンティスト。毛良根組から真壁みほと、彼女の妹・雪絵を実験体として買い入れた。
●被験者は、その肉体を見た者すべてに食欲のみならず、性欲をも催させるだけでなく、一度その肉を口にした相手を他の食物では満たされぬ体にさせてしまう。
●偶留理自身が、みほの肉を食べなければ満たされない中毒者になったため、彼女を妻の早苗だと偽って、せつらに捜索を依頼する。
●最後は、せつらやみほの前で餓えによって息絶える。依頼の際「三日以内に連れ戻せなかったら、どういう事態を迎えるのか」と問ったせつらに、「妻は私を殺すだろう」と偶留理が答えたのは、そういう意味だったのだ。
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